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「ブルーライト」とは2
家電ショップのパソコン売り場や、スマートフォン販売店などに行くと「ブルーライト」をカットするためのさまざまなグッズが売られています。 店頭で見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 また眼鏡ショップでは、レンズのブルーライトカット加工をしてくれることもあり、「ブルーライト」はよく知られるようになりました。 では、この「ブルーライト」とは具体的にはどういった光なのでしょうか。 この記事では「ブルーライト」についての基礎知識についてご説明します。 「ブルーライト」とは 「ブルーライト」とは、人が目で見ることができる光(可視光線)の中で、最も紫外線に近い波長域の、青色光のことです。 あくまで一つの光の種類のため、「ブルーライト」自体が悪い光というわけではありません。実際、自然の光である太陽光にも「ブルーライト」は含まれています。 ただ、波長が短い光ほどエネルギーが高い光になります。 最もエネルギーが高い光は紫外線です。「ブルーライト」は、紫外線に次いで波長が短いため、エネルギーが高く、光がよく散乱します。 これがいわゆる眩しさや光のちらつきにつながるのです。 「ブルーライト」を発生させる電子機器 太陽光にも含まれる「ブルーライト」ですが、大きな問題となっているのにはパソコンやスマートフォンの普及と関係があります。 すぐに明るくなって電気代も安く、持ちがいいLEDは、「ブルーライト」を発生させます。今では、家の中の照明やテレビなどもほとんどすべてにLEDが使われており、私たちは日々ブルーライトの光にさらされているのです。 私たちは仕事や勉強で長時間ディスプレイを眺めたり、休憩時間にもスマートフォンを手に取る生活をしています。 つまり、生活様式が変わったことによって、「ブルーライト」が目に与える影響が注目されるようになってきたのです。 「ブルーライト」による体への影響 波長が短い「ブルーライト」は、眩しさやチラつきの原因です。チラつきがあると目のピントを合わせづらく、脳は一生懸命にピントを合わせようとして疲れてしまいます。 また、他の光よりエネルギーが強い光なので、見るときに瞳孔を縮めようとして目の筋肉も酷使されています。このため、目の疲れや肩・首の凝りなどにも影響しているのです。 「ブルーライト」のまとめ 「ブルーライト」の基礎知識についてご紹介しました。 この「ブルーライト」の弊害が分かったとしても、私たちはパソコンやスマートフォンのない暮らしに戻ることはできないでしょう。 だからこそ、いかに付き合っていくかが大切なのです。 ブルーライトをカットする眼鏡やフィルムを活用したり、画面を見た後は十分目を休ませるなど、目を「ブルーライト」から守っていきましょう。 参考資料:岡山県医師会会報 https://www.okayama.med.or.jp/activity/kaiho_lineup/files/mamechishiki/1487_ganka12.pdf ココカラ通信2月号
2023.03.07
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「ブルーライト」とは
ブルーライトとは、人が目で見る事ができる光(可視光線)の中で、最も紫外線に近い波長域の青色光のことです。ブルーライトは、紫外線に波長がよく似ており、波長が短いため光がよく散乱します。これがいわゆる眩しさや光のちらつきにつながるのです。 「ブルーライト」による体への影響 波長が短く、眩しさやチラつきの原因になるため、脳が目のピントを合わせづらく、一生懸命にピントを合わせようとします。また他の光よりエネルギーが強いため、瞳孔を縮めようとして目の筋肉も酷使され、目の疲れや肩・首の凝りなどに影響します。 睡眠とブルーライト 厚生労働省が行った「国民健康・栄養調査(2019年)」の中で、「あなたの睡眠の確保の妨げとなっていることは何ですか」という質問に対して、20〜29歳では男女とも「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」を選択した割合が最も多く、男性では43.2%、女性では42.7%という結果になりました。多くの人がスマホやタブレットをもつようになり、寝る前についスマホを触ってしまうという人は若い世代の方だけではないと思います。スマホだけでなく、ゲームやテレビの画面から発せられる強い光を目に入れたり、脳が興奮する情報に接したりすることは、睡眠の質を下げてしまいます。特に、成長ホルモンが多く分泌される思春期に睡眠の質が低下することは、健全な成長を妨げるために大きな健康問題となるので注意が必要です。 「ブルーライト」が体にとって重要な光?! ブルーライトと聞くと、睡眠環境に影響を与えたり、眼に悪影響があると思われる方が多いと思います。しかし、ブルーライトは体にとって必要な場合もあります。ブルーライトは波長が紫外線に非常によく似ており、太陽の光と同じような光線です。人間は網膜から体内時計への直接の神経繊維連絡があり、この機能によって、目から入った明暗環境の情報が体内時計に伝達されます。人間でいうと、朝の強い光は体内時計を早める方向に、夜の光はこれを遅らせる方向に働きます。つまり、体内時計を整えるために必要な光ともいえるのです。 参考資料:厚生労働省「健康寿命を延ばそう スマートライフプロジェクト」 https://www.smartlife.mhlw.go.jp/minna/sleep/kenkou 厚生労働省 eヘルスネット 岡山県医師会会報より https://www.okayama.med.or.jp/activity/kaiho_lineup/files/mamechishiki/1487_ganka12.pdf ココカラ通信2月号
2023.03.02
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感染症の発生情報
寒い季節になると、水で手を洗うのがつらくなります。風が入ってくると体の芯から冷えるため、換気も避けがちになるでしょう。 こういった寒さと乾燥した気候が合わさって、冬にはインフルエンザをはじめとした感染症の増加が目立ちます。 厚生労働省では、それぞれの感染症の発生状況や、感染予防のための情報を公開しています。 この記事では、感染症の予防方法と正しい感染症情報の確認方法についてご紹介します。 感染症についての知識を持ち、予防に努め、この冬を乗り切りましょう。 新型インフルエンザ等感染症の総合対策 今年の冬は、インフルエンザとともに新型コロナウイルスの同時流行が心配されています。こういった感染症の対策は、その他のノロウイルスや手足口病といったさまざまな感染症にも有効です。 今一度、自分でできる感染症対策を把握し、予防に努めましょう。 ①手洗いうがい ・外から帰ってきたときは、まず手洗いうがいをしましょう。部屋の中をあちこち触る前に手を洗うことで、家族を感染から守ることができます。 ・外出時にトイレに行ったときは、石けんで手をしっかり洗いましょう。外では何かと顔を触ってしまうことがあります。手から顔にウイルスが移動しないようにするためにも、こまめな手洗いが大切です。 ②咳エチケット ・咳やくしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。飛沫を防ぎやすい不織布マスクがおすすめです。 ・マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。 ・鼻を噛んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。 ③換気 ・外気の冷たい季節でも、窓を開けて換気をしましょう。 ・家の中の空気がこもっていると、結露やカビなども発生しやすくなります。感染症に関わらず、定期的な換気がおすすめです。 ④予防接種 ・予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があります。高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には特に効果が高いと考えられています。 ・各自治体やかかりつけ医が行っている予防接種の情報を確認しておきましょう。予約が必要な場合もあります。 正しい情報の把握 テレビやインターネットでは、日々さまざまな情報が発信されています。 なかには過度に不安をあおるものや、正確性に乏しい情報もあるのが現状です。 とくに新型コロナウイルスについては、新しい感染症であるため情報が錯綜しがちです。 感染症の状況や、感染症罹患後の後遺症、ワクチンによる副作用などは、厚生労働省からデータが出ています。 もし不安になったときは、公的・行政機関等の信頼できる機関の情報を確認するようにしてみましょう。 厚生労働省:感染症情報 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html 厚生労働省:新型コロナワクチンについて https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html 感染症の発生情報のまとめ よくある風邪から、流行しているインフルエンザや新型コロナウイルスまで、この世にはたくさんの感染症があります。 もし軽症で済むのだとしても、感染症にかからないに越したことはありません。 自分にできる予防対策をしっかりと実践し、健康に過ごせる冬にしましょう。 参考資料:厚生労働省 感染症情報のページより https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html ココカラ通信1月号
2023.02.28