健康コラム

衛生教育

NEW

ハイリスクアプローチ・ポピュレーションアプローチ

2022.08.17

ハイリスクアプローチとは

何かしらの健康障害を起こす危険因子を持つ集団の中で、より高いリスクを有する人に対して介入する事で、健康リスクの低減を目指す事をハイリスクアプローチと言います。ハイリスクアプローチでは、実際の健康診断の機会などを利用するという点では最も利用しやすく、またその対象も把握しやすいのが特徴です。

例:高血圧症や肥満症の方に対して個別面談を実施

ポピュレーションアプローチとは

各個人を対象とするのではなく、集団全体、分布全体に働きかけて適切な方向に少しずつ移動、シフトする事で、集団全体(職場全体)の健康リスク低減を目指す方法をポピュレーションアプローチと言います。ポピュレーションアプローチでは、境界域や正常高値に含まれる多くの人に対し、その対象集団の特性を客観的に把握して有効なアプローチにつなげていきます。

例:高血圧境界型の集団に対して集団保健指導を実施

健康経営優良法人の認定項目における具体的な事例(ポピュレーションアプローチ)

①定期健康診断受診率100%

職場を会場とした集団健診の実施

②適切な働き方実現に向けた取り組み

ノー残業デーの設定

③コミュニケーション促進に向けた取り組み

会社主催の社内運動会やイベントの開催

④食生活の改善に向けた取り組み

社員食堂に減塩食メニューや低カロリーメニューを設ける

⑤女性の健康保持増進に向けた取り組み

保健師などによる女性の健康に関する問題を専門とした相談窓口の設置

⑥受動喫煙に向けた取り組み

屋外を含めた敷地内全面禁煙

早い段階でポピュレーションアプローチによって介入する事により、集団として多くの人の健康増進や予防につながる事がいえます。つまり、疾病を発症する前段階での介入により、境界型、正常高値などの集団の方が健康の方向へシフトチェンジできるという可能性があるのです。

※参考資料:日本看護協会「やってみよう!ポピュレーションアプローチ」より

職場の健康がみえる(メディックメディア発行)より

ココカラ通信8月号

人気記事

衛生教育

労働衛生の5管理(作業環境管理、作業管理、労働衛生教育、総括管理)

衛生教育

ハイリスクアプローチ・ポピュレーションアプローチ

衛生教育

ロコモ度テスト

関連記事

NEW 衛生教育

「ヒートショック」とは

ヒートショックとは「急激な温度の変化で身体がダメージを受けること」です。気温差の激しい場所を何度も行き来すると、血圧が頻繁に上がったり下がったりを繰り返します。こうした急激な血圧の変動によって心臓に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞につながってしまうと考えられています。 「ヒートショック」はなぜ起こるのか 冬場は長時間暖房の効いた部屋の中にいることが多いですが、住宅の断熱性能によっては浴室や脱衣室は外の気温とほぼ変わらない寒さになります。暖かい部屋からお風呂に入ろうと部屋を出ると、自律神経の働きにより体が外気の寒さに対応しようとして血管が収縮し、血圧が上がります。しかし、お風呂に入って浴槽に浸かると、今度は浴槽の熱いお湯に対応しようとして血管が広がり、血圧が下がることになります。浴室へ向かう際に上昇した血圧が、熱いお湯に浸かることで一気に低下してしまうのです。このように、寒い日の入浴は血圧の変動を短時間に繰り返します。これがヒートショックのメカニズムと言われています。 「ヒートショック」を防ぐために ◉入浴前に脱衣所や浴室を暖める 暖かい部屋から、温度の低い脱衣所、浴室内に入ることで血圧が上がり、その後、暖かい湯に入ることで血圧が低下します。この急激な血圧の変動を抑えるために、入浴前には脱衣所や浴室を暖めておくことが大切です。浴室に暖房設備がない場合は、「湯を浴槽に入れるときにシャワーから給湯する」「浴槽の湯が沸いたところで、十分にかき混ぜて蒸気を立て、蓋を外しておく」などして、できるだけ浴室内を暖め、温度差が小さくなるように工夫しましょう。また、血圧の変動を抑えるため、湯に浸かる前にかけ湯を行うことも有効です。 ◉熱すぎる湯温や、長時間の入浴は避ける 湯の温度は41度以下、湯に浸かる時間は10分までを目安にし、長時間の入浴は避けましょう。 ◉浴槽から急に立ち上がらないようにする 入浴中には湯で体に水圧がかかっています。その状態から急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなり、圧迫されていた血管は一気に拡張し、脳に行く血液が減り、脳が貧血状態になることで一過性の意識障害を起こすことがあります。意識障害により、浴槽内に倒れて溺れる危険がありますので、浴槽から出るときは、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。特に、熱い浴槽内から急に立ち上がった時に、めまいや立ちくらみを起こすような方は注意が必要です。 ◉食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける 食後の血圧変動により、失神する可能性もあるので注意が必要です。また、飲酒によっても一時的に血圧が下がります。飲酒後はアルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。体調の悪いときはもちろんのこと、精神安定剤、睡眠薬等の服用後も入浴は避けましょう。 ◉入浴する前に同居者に一声掛ける 入浴中に体調の悪化等の異変があった場合は、周囲の人に早期発見してもらうことが重要です。そのためにも、入浴前に周囲の方に一声掛けてから入浴するようにしましょう。 高齢者と基礎疾患をお持ちの方は特に注意が必要 ヒートショックは誰にでも起こる可能性があります。しかし、高齢者では特に、体温維持機能やその他の生理機能の低下が考えられますので、急激な血圧変動や体温の変動に注意が必要です。他にも、糖尿病や高脂血症、高血圧などの基礎疾患をお持ちの方も注意が必要です。 参考資料:消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」より 消費者庁HP内リンク:https://heatshock.jp/ Stop!ヒートショック ココカラ通信1月号

2023.01.31

NEW 衛生教育

スマートライフプロジェクトとは

厚生労働省では、国民の健康のためにさまざまな啓発活動を行っています。 スマートライフプロジェクトは、国民のみなさんの健康づくりをサポートし、元気で楽しく毎日が送れることを推進していくための、企業連携を取り入れた活動です。 「健康寿命をのばそう」をスローガンに、「運動・食生活・禁煙」で具体的なアクションを行っています。2014年度からは「健診・検診の受診」を加えて更なる「健康寿命の延伸」を推進しています。 この「運動・食生活・禁煙・けんしん」の4つの柱で「健やかな国ニッポン」を目指します。 この記事では、厚生労働省の生活習慣病への取り組みや、スマートライフプロジェクトについてご紹介していきます。 スマートライフプロジェクトWebコンテンツ 「運動・食生活・禁煙」の改善啓発のために、さまざまなWebコンテンツがホームページ上で公開されています。 企業・団体向けには、食生活改善や受動喫煙防止のPOPなどがフリーダウンロードできるようになっています。いつも目に入るPOPを用意することで、管理者や従業員の意識を高めるのが目的です。 個人向けには、「運動・食生活・禁煙・けんしん」のためのWEB-Learningコンテンツや、家でできる体操の動画、バランスのよい食事のレシピなどが公開されています。 生活習慣は、すぐに改善されるものではありません。継続が何より重要です。こうした取り組みやすいコンテンツを使って、日々の生活を見直してみましょう。 スマートライフプロジェクトイベント 最近あちこちで見かける謎解きイベントに参加したことはありますか? スタンプラリーや謎解きラリーなどは、かなり長い距離を歩くことになるため、いい運動になります。 厚生労働省や各自治体なども、鉄道会社や企業と連携してウォーキングを促すイベントを行っています。 自宅やオフィス近くで開催されるイベントがあったら、ぜひポスターなどを見てみてください。ラリー系のイベントは、家族や友人と一緒に楽しく運動できるコンテンツでもあります。 健康づくりアイデア集 「運動・食生活・禁煙」の改善と一口に言っても、やるべきことやできることがたくさんあります。そのため、自分に何が必要なのかがかえって分かりにくくなっているかもしれませんね。 スマートライフプロジェクトのホームページでは、「手軽に取り組める健康づくりアイデア集」を公開しています。 今まで生活習慣改善に取り組んできた企業や個人が実践したことがまとまっており、多くの方に参考になる内容になっています。 健康にまつわる様々なコンテンツにそれぞれ分かれており、見やすいのも特徴です。 「食事には気をつけているけど運動はあまりしていない」「喫煙がどうしてもやめられなくて困っている」といった、一人一人違う悩みに対してもフォーカスしています。 きっと今日から自分にもできる、生活習慣改善のヒントが見つかるはずです。 スマートライフプロジェクトのまとめ 厚生労働省がこれだけ大きな活動を行っているのは、ひとえに国民の健康のためです。身体の調子が悪くなってから医療機関に診てもらうのではなく、その前の段階で予防してほしいと考えているのです。 生活習慣の悪化は、動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症などを引き起こします。これらは日本人の三大疾患であるがん・脳血管疾患・心疾患につながる症状です。 単に寿命だけが延びて、介護や医療を必要とする人が増えてしまう現状を改善して、健康で自立した生活を送ることができるよう、スマートライフプロジェクトの取り組みを、ぜひ自分の生活に取り入れてみてください。みんなで健康寿命を延ばしていきましょう。 参考資料:厚生労働省 スマートライフプロジェクト https://www.smartlife.mhlw.go.jp/ ココカラ通信12月号

2023.01.30

衛生教育

生活習慣病の予防策

生活習慣病はその名の通り、生活習慣が原因で引き起こされる病気です。 つまり言い換えれば、生活習慣を変えることで生活習慣病を予防できるのです。 生活習慣病と一口に言っても、その種類はさまざまです。 がん・脳血管疾患・心疾患といった重い疾患から、その原因となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症なども含まれています。 この記事では、生活習慣病にかかる前にそれらを予防する方法についてご紹介します。習慣が大きな疾患に変わる前に、自分の生活習慣を見直してみてください。 予防策その1:運動 運動は生活習慣病に限らず、多くの疾患に対して効果があると言われています。日頃から体を動かす習慣を身につけましょう。 適度な運動を行うことで、消費エネルギーが増え、身体の機能が活発化します。身体を動かすために血糖や脂質を消費するので、内臓脂肪がつきにくくなります。 その結果、血糖値や脂質異常、高血圧が改善されて、生活習慣病の予防につながります。 さらに高齢者の方にとっては、体力や身体機能が上がって転びにくくなるなど、ケガの予防効果もあります。 ウォーキングやジョギングなどは、すぐにでも始められる気軽な運動です。家の中で体操したり、軽い筋トレを行うなど、負荷が軽いものから始めるのもいいでしょう。 持病や疾患をお持ちの方は、適切な運動量を主治医に相談しながら取り入れていきましょう。 予防策その2:食事 バランスのよい食事を意識してとれているでしょうか。 肉などの動物性たんぱく質や、脂質の過剰な摂取、野菜不足、塩分・糖分のとりすぎなども、生活習慣病の発症に関連があると言われています。 それ以外にも、食べ過ぎや食事を抜くなどの不規則な食生活は、内臓脂肪を貯める原因となります。食事の内容だけでなく、食事のとり方も見直すのがおすすめです。 ★生活習慣病を予防する食事のポイント ・バランスよく食べる ・3食きちんと取る ・間食に注意(量・食べるもの・時間) ・油料理は控えめにする ・副菜を多く食べる ・食塩は控えめにする 予防策その3:禁煙 たばこは多くの有害物質を含み、健康にさまざまな影響を及ぼします。 喫煙はがんにかかるリスクだけでなく、動脈硬化を進行させるリスクがあります。 また、妊娠中の女性の場合は、自分の身体だけでなく胎児にも影響することがあります。 そうは言っても、禁煙の実現には時間もかかりますし、「禁煙する」という強い意志が必要です。本人の努力だけで禁煙を成功させようとしても、うまくいかない場合もあるでしょう。 禁煙の道は、家族の理解など周囲のサポートも大切です。一人での禁煙は難しいと感じたら、医療機関で行っている禁煙治療を利用してみるのもおすすめです。きっとあなたの力になってくれます。 生活習慣病の予防策のまとめ 生活習慣病にさまざまな症状があるように、その予防策にもさまざまな方法があります。すべての予防策をすべての人が同じように、すぐに行えるわけではありません。 まずは運動から、まずは食事から、など、自分が取り組みやすいものから始めてみましょう。 一人で続けられそうにないときは、家族や友人など、周囲の人を巻き込んでみるのもよいでしょう。みんなで予防策を実践すれば、家族全員を生活習慣病のリスクから守ることができます。 参考資料:厚生労働省 スマートライフプロジェクト https://www.smartlife.mhlw.go.jp/ 厚生労働省 eヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

2023.01.19

衛生教育

生活習慣病とは

生活習慣病は、食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣の影響が、発症の原因となる病気の総称です。 この記事では、私たちの暮らしと縁の深い、生活習慣病についてご紹介します。生活習慣病について知ることで、どのような生活習慣を心がけるべきなのかが分かります。 生活習慣病という名前 この「生活習慣病」は、かつては「成人病」と呼ばれていました。 ですが「成人病」という名称では、「成人なのだからかかってもしょうがない病気」という印象を与えてしまいます。実際は、成人であっても生活習慣の改善により予防可能な病気です。 そこで、1996年に当時の厚生省が「生活習慣病」と改めることを提唱しました。今ではすっかり「生活習慣病」という名前が定着しています。 主な生活習慣病 日本人の三大死因である、がん・脳血管疾患・心疾患はすべて生活習慣病とされています。これらの病気は加齢とともに発覚することが多いですが、どれも今までの食生活や運動習慣と関係があります。 さらに、脳血管疾患や心疾患の因子となる、動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症なども、生活習慣病であるとされています。 健康診断でこれらの傾向を指摘されたことがないでしょうか。自分の中にある生活習慣病の因子を知るためにも、健康診断結果を今一度確認してみましょう。 生活習慣と病気の関係性 生活習慣病は、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことを指しています。 それぞれの習慣から発症する可能性のある病気を知っておきましょう。 ・食習慣 インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症、循環器病(先天性のものを除く)、大腸がん(家族性のものを除く)、歯周病など ・運動習慣 インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高血圧症など ・喫煙 肺扁平上皮がん、循環器病(先天性のものを除く)、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病など ・飲酒 アルコール性肝疾患など 生活習慣病の進行 不適切な生活を続けていると、自覚症状は乏しくても、生活習慣病のリスクは少しずつ高まっていきます。生活習慣病を改善することで、生活習慣病の発症・重症化を予防することができます。 ここでは進行の順序を見ていきます。 レベル1「不適切な食生活・運動不足・喫煙・過度の飲酒・過度のストレス」  ↓ レベル2「肥満・高血糖・高血圧・高脂血」  ↓ レベル3「肥満症(特に内臓脂肪型肥満)・糖尿病・高血圧症・高脂血症」  ↓ レベル4「虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症等)・脳卒中(脳出血・脳梗塞等)・糖尿病の合併症(失明・人工透析等)」  ↓ レベル5「半身の麻痺・日常生活における支障・認知症」 もし上記の症状の中で思い当たる部分があったのなら、生活習慣を見直すチャンスです。 レベルが進む前の段階で、生活習慣病の発症・重症化を阻止しましょう。 生活習慣病のまとめ 食習慣や運動習慣によって今後、生活習慣病を発症する可能性は誰しもあります。不適切な食生活、運動不足、喫煙など、現在の生活習慣を見直しましょう。 バランスのよい食事、適度な運動、禁煙や禁酒など、「健康によい」とされていることには生活習慣病を予防する力があります。 自分の普段の生活を振り返って、改善できる点を探してみましょう。 参考資料:厚生労働省 スマートライフプロジェクト https://www.smartlife.mhlw.go.jp/ 厚生労働省 eヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

2023.01.17

衛生教育

年末年始無災害運動

12月1日〜1月15日は、年末年始無災害運動期間です。年末年始はおやすみを取る人が多く、普段とは業務体制が違うことも多いでしょう。年末年始だから、という名目でいつもと違う作業も入ってくるかもしれません。 環境や状況が変わると、思わぬミスやケガにつながる恐れがあります。 この記事では、年末年始の災害を防ぐために、気をつけておくべきポイントについてご紹介します。 大掃除がまねくケガ ご家庭でも、年末年始になると普段はなかなか手の届かない、冷蔵庫の裏や換気扇の中まで丁寧に掃除するでしょう。 企業でも設備を動かしたり、電源を落としたりして、普段メンテナンスできていないところの対応をしているのかもしれません。 こういった大掃除や、設備の点検・修理はとても大切です。しかし、普段やらない作業なだけにケガのリスクがあります。大きなケガにつながらないよう、作業の際はいつも以上に注意が必要です。 会社や工場の大掃除・点検では、作業計画書を作るのがおすすめです。作業の手順や方法を事前にまとめておき、誰が作業してもわかるようにしておくのです。 安全衛生担当者とリスクアセスメントを実施して、無理のない計画を立ててください。 作業の開始前にもミーティングをし、進め方や合図、注意・禁止事項について確認しておきましょう。 大きな作業にはケガのリスクがついてきます。保護具の着用や器具の安全カバー設置など、ひと手間だと思っても怠らないようにしましょう。 冬場の安全運転 交通事故は年の後半になるにつれて増える傾向にあります。特に12月に多く発生しています。 日照時間が短いため視界が悪いことや、路面の凍結がその原因です。冬の運転では、いつも以上に安全運転を心がける必要があります。 出発前には念入りに準備をしましょう。目的地の交通情報や天気は事前に調べておくのがおすすめです。 路面の凍結が心配な地域では、冬用タイヤだけでは対応しきれないこともあります。必ず車にタイヤチェーンを積んでおきましょう。 寒い地域でなくても、路面の凍結は起こります。橋の上や日の当たらない道路、交差点やカーブの手前などは凍結が起こりやすい場所です。 あらかじめスピードを落とし、徐行運転をして危険を回避しましょう。 感染症の予防 冬になるとインフルエンザの流行が問題になります。これはインフルエンザウイルスが乾燥した状況を好むためです。 今年は新型コロナウイルスと同時に流行する可能性もあり、いつも以上に感染症対策に気をつかっていきましょう。 普段はしている換気も、冬になると寒くて避けがちになります。ずっと換気しておくのが難しければ、1時間ごとに5分など、時間を区切って換気してみましょう。 寒くなってくると水が冷たくなり、手洗いうがいも億劫に感じられます。これもまた、冬に感染症が広がる原因の一つです。 必ず石けんなどを利用して、しっかり手洗いをしましょう。インフルエンザや新型コロナウイルスだけでなく、冬場の食中毒を防ぐためにも、手洗いうがいは大切です。 年末年始無災害運動のまとめ 年末年始は長いお休みになることもあり、多くの人にとって待ち遠しいものでしょう。家族とゆっくり過ごしたり、普段は出かけない場所に旅行してみたりと、楽しい時間になるはずです。 明るい新年を迎えるためにも、年末年始のケガや事故、病気には気をつけて過ごしましょう。 参考資料:中央労働災害防止協会 年末年始無災害運動ページ https://www.jisha.or.jp/campaign/musaigai/index.html ココカラ通信12月号

2023.01.13

衛生教育

職場のハラスメント撲滅月間

厚生労働省では、12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定めています。ハラスメントとは、人を困らせる行為や嫌がらせのことです。 普段耳にするものだと、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントなどがありますね。 ハラスメントのない、快適で仕事をしやすい職場環境を作るための啓発活動が、「職場のハラスメント撲滅月間」です。 この記事では、見逃されがちなハラスメントや、その対処方法についてご紹介します。 職場で起こるハラスメント ハラスメントにはさまざまな種類がありますが、特に職場で起こりやすいハラスメントについてご紹介します。 ●セクシュアルハラスメント 男女雇用機会均等法では、セクシュアルハラスメントについて下記のように説明されています。 「職場において、労働者の意に反する性的な言動が行われ、それを拒否したことで解雇、降格、減給などの不利益を受けること」 「性的な言動が行われることで職場の環境が不快なものとなったため、労働者の能力の発揮に大きな悪影響が生じること」 主にこの二つが、職場におけるセクシュアルハラスメントにあたります。 上司や同僚だけでなく、取引先や顧客から受けるものでもセクシュアルハラスメントとして認められます。また、異性からだけではなく同性同士であってもセクシュアルハラスメントは成立します。 セクシュアルハラスメントは立場を問わず、いつでも起きる可能性があるのです。 ●パワーハラスメント 職場でもっともよく耳にするのはパワーハラスメントかもしれません。パワーハラスメントは定義が細かく決まっています。 ①優越的な関係を背景とした言動 ②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの ③労働者の就業環境が害されるもの この3点を満たし、かつ「客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については該当しない」となっています。 仕事上の強制力のある指示によって、自分が「パワハラだ!」と思っても、周りがそうは思わないこともあるのです。 もしパワーハラスメントではないか、と思う出来事があった場合、まずは客観的に判断してくれる相談先を見つけましょう。 ●カスタマーハラスメント 企業におけるカスタマーハラスメントが近年、増加している傾向にあります。 相談件数はパワハラ、セクハラに続いて多い状況です。 商品やサービス等の改善を求める正当なクレームがある一方、カスタマーハラスメントとは、顧客や消費者から度を超えた、または悪質なクレーム・要求のことです。 カスタマーハラスメントは下記のように定義されています。 「顧客等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの」 商品を売る立場からすると、顧客の主張に問題があっても、受け入れるしかない場合もあります。だからこそ、カスタマーハラスメントは悩ましい問題なのです。 ハラスメントの被害にあってしまったら まずは、自分が嫌がっていることをはっきり伝えましょう。我慢や無視は状況を改善してくれません。 そうはいっても、直接伝えるのが難しいケースもあるでしょう。その場合は、会社の人事労務などの相談担当者や信頼できる上司に相談してみてください。ハラスメントは個人の問題ではなく、会社が解決すべき問題です。 会社の対応が期待できないのであれば、都道府県労働局雇用環境・均等部(室)や、厚生労働省が行っているハラスメント悩み相談室に連絡してみましょう。 我慢したまま仕事を続けていても、何かが改善するわけではありません。「職場のハラスメント撲滅月間」を活用して、職場からハラスメントをなくしていきましょう。 参考資料:厚生労働省 職場におけるハラスメントの防止のためにページ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html ココカラ通信12月号

2023.01.12

友だち追加でお気軽にご相談していただけます。

友だち追加後、ご相談内容を送信してください。
担当者より、追ってご連絡いたします。
お急ぎの方はお電話にてご連絡ください。

  • QRコード
  • LINE友だち追加 ID:@kokoromate

pagetop